すこし話しをしましょうか

思いついたこと話してみます ご一緒にいかが?

やっぱりラグビーっていいな

随分と久しぶりのラグビー観戦

花園に続く福岡県代表決定の決勝戦

常連の東福岡と久しぶりの修猷館

東福岡はここまでの試合、百点ゲームを続けており

いったいどんな試合をしてきたのかそれも興味津々

その東に修猷館がどう戦ってくれるか楽しみでたまらない

 

 

これまた久しぶりの春日公園へ黄色く色づいた銀杏を見ながら向かう

会場はかなりの入り

聞けば1時間ほど前の開場時にすでにかなりの人が待っていたらしい

バックスタンドには両校の応援

高校の人数自体も違うとは思うが東の動員には感心する

天気が良くて暑いほどで上着を脱いだ高校生たちのシャツの白さが眩しい

一方の修猷は人数こそ東には及ばないもののやはり応援の生徒と

そして、ひときわ大きな団旗のもと応援団の端正な整列が目を引く

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前半、なかなか点数が動かない

東のメンバーの体格は相変わらず高校生離れしている

しかしながら修猷の選手もひるむことなく

幾度となく相手陣地に攻め込むし

相手チームの攻撃も果敢なるタックルで止める

チャンスを生かした東のトライがあるものの

かなり長い時間、0ゲームでそしてそのあとも7点のみの差で過ごす

 

しかしながら東がボールを持った時の攻撃は鮮やかで

正面からタックルすれば跳ね飛ばされ

止めようと絡んでも走るその脚は止まることをせず

走りだせばギャップをすり抜けあとは追うしかなくなる

そしてトライの位置取りの良さとゴールキックの確かさで

トライのたびに確実に7点を重ねる

前半半ば、3トライばかり入ったあたりで

その東の底知れぬ力は観客にもしっかりと実感されたような気がした

 

 

ああ、きっと今までのチームはここで折れたんだろうな

いや、折れなくても着々と得点を重ねる東に

どうやって対処したらいいのか試しながらも試しているうちにも

東は着々と得点していったのだろう

 

 

それでも点差がいつの間についていたのか!

と驚いてしまうような試合としてはしまった試合だった

修猷館の面々は最後まで果敢に戦ったし

東のプレイも誠実なものだった

東の鮮やかなトライにため息をこぼし

修猷の粘り強いディフェンスに拳を握り

応援の声を上げそうになるのを(できるだけ)抑えた

 

そして何度か涙が溢れそうになるのをこらえた

そうだ

これが高校ラグビー

私が一番先に好きになったラグビー

 

修猷館の選手たちは最後まで全力で戦った

試合終了まであと数分の東のトライの後

ゴールポスト近くで次のプレイへの声掛けをしていた

そして最後の東のゴールキックのそのとき

ずらり並んでチャージを狙う修猷館の選手たち

その中でもいちばん高く右手を伸ばしていた選手の

真剣なその指先に込められた気迫と情熱が見えるようだった

 

いい試合を見せてもらった

試合を観に行くことも難しかった去年からの日々

ともすればわたしにとってラグビーはもう過去のものか?

ワールドカップで燃え尽きてしまったか?

などと考えたりもしていたけれど

いい試合はラグビー熱を思い出させてくれる

 

両校の素晴らしいプレイを見せてくれた選手たちに

感謝とともに大きな拍手を!!

ラグビーってやっぱりいいものです

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充実の土曜日

土曜日、仕事をひとつ終えて畑へ

畑の大先生の車が停まってる!やった~!

ご挨拶をして畑を見ると

なんと!予告されていた敷き藁がかなりもう敷かれているではありませんか!

うかがうと朝から大先生が作業されていたとのこと

なのでその続きからです

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藁をほぐしながら厚みが均一になるように

あまり薄いと光が通過してしまって草を生えなくするという効果が

なくなってしまうので適度に多く

生育中の作物の根元に敷くときはその作物を気をつけて持ち上げて

その下に敷くこと

ただそのまま敷くのではなくある程度の束にした藁を撚るようにくるくるして

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作物の茎の周りにマフラーでも巻いてあげるように

くるりと・・

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イメージとしてはねじねじくるくるとマフラー

あの俳優の中尾彬さんの首に巻いてあるあんな感じ←分かる?

写真よりはむしろわかりやすいかも(笑)

 

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作業後の全景を取り忘れたのが痛恨のミス

しかしひと畝必死に作業している間に

大先生はつぎからつぎへと作業して畑全体がきれいになっていました

「ひとりでやったって自慢できんくなったなあ」って笑いつつ

早く終わって助かったよって、ほんの微力な作業を褒めてくださることも

忘れないのが大先生たる所以

 

いえいえこちらこそ畑のお話からすべてに通じるお言葉が嬉しいのです

 

作業中も「藁をほぐすのは今から置くところの上でやるといいよ」

(なんと合理的、作業動線の上でも藁が無駄にならないという点でも)

「少し濡れている藁の方がやりやすいでしょう?」

(はい!ねじったりまとめたりする必要のある作物の根元に置くものは

 特にそう思いました)

「あまり乾いたものばかりの時は敷いた藁が飛んでいかないように水をすこしかけたり

 土をすこしかぶせたりすることもあるよ」

(なるほど~!)

 

お土産に間引いた小さなズッキーニをもらってきました

これはまだ本体自体が小さいのでそちらの成長を優先させるため

花はついても実らせないように取ってしまうもの

貰い手がなければ捨てちゃうからね、と

食いしん坊の私がそんな言葉を見逃すはずはなく

ついでに花もくださ~い!とお持ち帰りです

で、うちにあった野菜と一緒に一皿作ってみた(笑)

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(ベビーリーフの上の黄色いのはズッキーニの花です)

 

もうね、料理といっても

オリーブオイルで焼いて塩とブラックペッパーかけただけ

ごちそうさまでした

大変美味しゅうございました

 

 

おまけ・畑の大先生の豆知識

草取りに関して

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壁際とかに雑草が生えている場合

その草を壁と反対側にそのまま引っ張って寝かせて

壁際に丸めた藁をグイっと押し込んで置く

それで草が生えるのを減らせる

むしるとかえってそこから勢いづいて草が生えるから

蔓(つる)系の草もそう

切ったり引っこ抜いたらそこからまた増えていくので

くるくるつるをひとまとめに丸めて小さく押し込めておく

するとそこで勢いをなくしたままになるので

草刈りがいくらか楽(山とか持っていらっしゃる方用の知識かも)

 

 

 

畑に吹く風

さてさて
久しぶりの更新です

昨年に続き、今年も畑の仲間にいれてもらいました

 

今年度は私なりに記録していければいいなと

このブログに書いていくことにしてみます

だって、畑の大先生のお言葉がとても素敵すぎて!

でも書いてないと忘れるものなんですよね

かろうじて記録していたのがこの記事

 

welovemusic.hateblo.jp

 

新年度3回目ばかりの畑の集まりのあった週末

今回はさつまいもの植え付けです

いまから植えるところ

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こちらは上の茎から落としたもの

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葉っぱが多すぎると蒸発する水の方が多くて

土の中の根で賄いきれなくなるとのこと

ぐるぐる巻いて土の中に埋めてしまうこともあるけど

今回は人手が数に足りてるから手をかけて手折ります、とのこと

しかしながらこの段階でもうどの茎を残すか

はじめてとかで慣れないと迷ったりもする

畑の経験もないうえに人生の経験も浅いとそりゃ難しいよね

(大人になれば算数の文章題は難しくない、というのを思い出した)

 

次は植えてあった苗を竹に括り付ける作業

その前に竹を組む作業もありましたね

(麻ひもとお友達シリーズ・マイはさみは常備しておくが吉)

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苗を傷つけないように、少しゆとりをもたせて結わえる

そこまでは去年で理解してたつもりだったけど

自分で最初にとめようとしていたより心持ち上を指示されました

そうか!数日の間にも成長していくのですものね

次の括り付ける作業までの間、なるべく役に立つように

未来を予測して選択しなくちゃ!ですね

(子供服・靴を買っていた時期を思い出しました)

 

 

これはマルチを掛ける作業がひと通り終わった後の風景

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本格的な感じですね~!

これもプロの大先生のご指導があるからできるもの

私は初体験でした

両端に土をかぶせて固定していくのだけれど

それだけではなくその後、中ほどにも土を置いていきました

土とマルチの間に風の入り込む隙間があると

あおられてめくれあがってしまうことがあるため

それを防ぐようにとのことでした

また気温が上がってくるとマルチの上に手をつくと

高温になってて危ないときもあるので土の上につくこととか

経験しなければわからないアドバイスがいっぱい

夏まで忘れないようにしよう!と思います

 

それにしても畑に吹く風は気持ちがいい

年度初めに藁のかたまりの上で見た青空は最高だと思いましたが

今日、畦に腰かけて、差し入れにいただいたお茶を飲んだのも

とても心安らぐひとときでした

 

「畑仕事なんてね

 収穫とかの楽しい時間はほんのたまにの少しだけで

 ほとんどは大変なことばっかりよ」

 

畑の大先生はそうおっしゃったけれど

その笑顔は曇りひとつなくて

惜しげなく与えてくださるその知識は

ヤギの仔がもらったミルクのようで

思わずあとをついていきたいと思うのでありました

(わかるひとにだけわかるたとえ)

 

 

 

さておまけ

これは何でしょう?

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ふと

放りっぱなしになっていた自分のブログ

久しぶりに書きたくなった

まだ内容はないけれど

きっと平尾さんの前回と今回のブログを読んだから

https://canvas-dialy.hatenablog.com/entry/20210112/1610441099

三つあるブログだが、

普通は二つしか書いてなくて

ここをしばらく忘れてた

通知をしなければ誰も知らないここ

今はここでじっくり考えるのもいい

  そんな気分

新しい風が吹く

今日一番のニュースは山下昂大氏が来春創部される

早稲田佐賀高校のラグビー部の監督に就任されるというもの

あ~山下キャプテン!

彼ほど「キャプテン」という言葉が似合う人もなかなかいない

私は今でも敬意をもって彼を山下キャプテンと呼んでしまう

それでも来春からは「山下監督」に更新しなくちゃね

彼の指導者としての姿が見られるということも嬉しいし

佐賀の高校ラグビーに新しい風が吹くであろうと思えることも嬉しい

というわけで今日の記念に

過去に書いていたものから山下キャプテンが絡んでいるものを

ふたつ転記しておきたいと思います

 

 

 

ラグビーに教えられること】

    (2008年 1月7日 のブログより転記)

 花園での高校ラグビーが終わった。決勝戦は東福岡と伏見工業。
前半のワクワクから、後半の息もつかせぬ緊張へ・・そして気が
つくといつの間にか涙が出ていた。何も語らなくても伝えられる
ものはあるのだ。次から次へと攻撃を繋げてくるそんな攻めの強い
印象のあった東福岡が、伏見工業にずっと攻め続けられながら、
ひとつの穴もあけられることなく、守りに守ってその強さを見せて
くれた。ほんとうの強さは、いいときにも逆境の時にでも変わらず
にいられるということなのかと思わせられた。もちろん、攻め続けた
伏見工業のその粘り強さにも驚嘆。今までの試合で気付かなかった
両校の強さと素晴らしさを見せてもらったようだった。また、素晴ら
しい戦いのなかで、お互いに成長していたのだとも思う。そんな
色々な意味ですばらしい決勝戦だった。

 

 花園直前に事故でメンバーの一人を失った東福岡。いままで、敢えて
そのことにはあまり触れていなかったけれど、今日監督がお話に
出されたのも印象的だった。

 

 訃報を聞いたその日、私達もまたラグビーの練習のグラウンドに
いた(東福岡ではないけれど)。まだ、情報があやふやだったその日
彼を知っているラガーマンの中学生は「事故に決まってる。彼がラグビー
を捨てるはずがない!」と言いきった。そして、目前にせまっている
花園に出られなかった悔しさ、ずっと続くはずだった未来を失った
無念さを想像するのは難くなかった。

 

 その時、その子が続けて「でも・・もし大けがしてラグビー出来なく
なったら死にたくなるくらい辛いっちゃない?」といったのを周りの
大人数名は聞き流さなかった。
 死にたいくらい辛いのと、死んでしまうのとは全然違うからね!
 もし何かあったとしても絶対早まったらいけないからね
 今はプレイしたいだけだろうけれど、ラグビーに関わることは
 いろんなやり方でどんなことでもできるんだからね
 ラグビーしてるときはラグビーがいちばんだろうけれど、人生には
 ラグビーだけでなくいろんなことがあるんだからね

 

 決勝戦の最後の攻防を見ながら、そんな話をしたことを思い出して
いた。倒されても倒されても攻め続ける子、幾度も向かってくる相手に
ひたむきにひたすらにタックルにいく子、何の欲も、損得勘定もなしに
自分の力すべてをつかって仲間を信じて戦い続ける選手たちを見ていると
もう、どちらが勝つとか負けるとかじゃなく、ただ涙が溢れてきて仕方が
なかった。きっとこの子たちはラグビーをしながら、強烈に生きている
ことを実感しているに違いない。・・そしてノーサイド

 

 たかがラグビー、されどラグビーなどとよく話すけれど、ラグビー
ラグビーでしかないけれど、その中には生きることの様々なものが
詰まっている。現在の社会ではあまり経験できない、ぶつかり合いや
痛みや、身を投げ出す勇気や、我慢や・・そんなものまで詰まっている。
 懸命な彼らのプレイを観ながら、そんなことを考えてしまうのだ。

 

 だからこそ、ラグビーをしている子供達から大人の私の方がいっぱい
のことを教えてもらっているような気がする。そのことに感謝し、大人と
して彼らに、人生だってラグビーと同じで、楽なことばかりじゃない
けれど、その先には素晴らしい充実感が待っている・・と胸をはって
言えるようになりたい・・と思うのだ。

 

 

 

【光と影】

    (2011年 12月25日のブログより転記)

接戦を落とす(藤島大さんの言葉)ことの多かった筑波が
接戦に怖気づくことなく明治を倒した
後半途中からの風が筑波のために吹いているかのような試合の流れ
いや、何度も訪れるチャンスをものにできていないのは筑波もなのだが
そのことを気に病む姿よりドンマイドンマイと励まし合う仲間たちの姿の方が目に入る
歴史をつくっていく若者たちの勢いを感じる
勝利を無邪気に、はしゃいでいると言ってもいいほど喜んでいる彼らが眩しかった

 

昼間のラグビー放映がひとつもなく
午後8時から、午後10時から、午後11時半から・・というJスポーツのプログラム
10時から12時の筑波対明治を観て寝る準備に入るつもりが
じゃあね、おやすみ!といいながら御親切にチャンネルを変えてくれたダンナ様のおかげで赤黒のジャージを見逃せない状況になってしまった
番組終了25時半・・・

 

結果の分かってる試合なんて面白くないけれど
ラグビーだけは特別
観てみなければ本当の試合の面白さは分からない
想像していたことを全く覆されたり、決めつけることを戒められたりすることもあるのだから

 

結果と簡単な経過を知ってみる試合
息もつかせぬ接戦で勝った試合はドキドキが少なくて少し胸が楽
負けたチームがとてつもなくいいプレイをしているのを観るのは切ない
ああ
未来が分かる能力なんて持ってなくてよかった!って思えるほどに

 

勝敗は光と影
どちらもがあるからこそ、その画は際立って美しい
胸を張って笑顔を作って挨拶をしたあと
泣いているチームメイトを何人も片手で抱き寄せて慰めていたキャプテンが
自分の中に溜まってくる想いをこらえきれないように口元を結んで
ロッカールームに入っていく姿が最後に焼きついた

 

 

山下キャプテンは高校時代の仲間の命日には

今も毎年彼を思い出すコメントをどこかに書いています

ここまで生きている中で出会ったものすべてを

胸に抱き背中に背負い、大切に持ち続けているのだと思います

彼が出会う若者が彼からどんなものを受け取るのか

彼が新しい出会いと風の中でどんな姿を見せてくれるのか

それもまた楽しみでひそかに応援しつづけようと思っています

いきものを育てるということ

畑の先生から教わったこと

それは生きものに共通する大切なこと

 

 

ここまでは花芽を摘んでしまわなくては

これくらい大きくなったらもうそのまま生らして大丈夫

 

葉っぱが落ちるっていうのは水が足りないってこと

それがもっと足りなくなると茎が枯れてくる

もちろん季節で終わったら落ちるというのもあるけど

 

ダメになるのに一番多いのは根が腐ること

水のやりすぎ

水が足りないときは足してやれば元に戻ることが多い

 

剪定するのにどれを残したらいいか?

どれにも陽が当たってどこにでも風が通るようにする

 

(落としたトマトの茎を植えるとき)

穴を掘って水をそこにたっぷりかけてそこに植える

植えてから水をかけると土が硬くなるからね

一番上には乾いた土を軽くかぶせるといいよ

 

水をやるときはたっぷりと

すこしずつ何回もではなく

周りの土も含めてたっぷりとやっておけばしばらくもつ

 

根は水のある所に張るからね

そこだけだとそのまわりだけ詰まるから

 

 

たまに行く畑で

大先生にお話を伺いながらの野菜作り(の見学に近い)

さくさくと説明しながら作業されるところを

え?なに?なんでそうなの?どうしてそうなの?と

考えながら水をかけたり芽を摘んだり剪定したり

当たり前のように進む作業の説明には

ものごとの真理がいっぱい詰まっている気がする

 

子育てにはすこし遅すぎたけれど

何かを考えるとき行動するとき

そうかそうやって決めるのか

そこが大事なことなのかと

そんなふうに参考になることがいっぱいあると思った

 

マンデリンの香り(2011年のブログから転記)

ゴールデンウィークといえばグローバルアリーナでの

ラグビー観戦三昧だったのでそのあたりの記事を転記しようかなと

探していたらこんな記事が出てきた

自分で読んで自分で懐かしくなったので

今日はこれを貼り付けておくことにします

 

 

☆☆☆


よくお邪魔するひとさまのブログで「放射冷却」という言葉を見る
この言葉、高校の地学の先生から聞いたことが印象深い

「天気がいいのに朝寒かったですねえというひとがいるが
 それは、理屈のある当たり前の話!」


(そのわけはその方のブログに書いてあって納得・笑)

高校一年のときの担任の先生
いかにもその高校の古き良き時代からの伝統を感じさせて下さる先生で
当時、ラグビー部の部長先生もしてあった
わりとお年であったにもかかわらず、先輩の女子などに言わせると
「きゃあ!あの先生が担任なの!羨ましい!」との人気だった

印象的だったのはその放射冷却とあと地層の話

「このあたりの地層は○○だから(すでに内容は覚えてない・汗)
 ゆえにうちの高校のグラウンドはすこぶる硬い!」

それを裏付けるように、のちに飲み屋さんで出会った
うちの高校に練習試合にきたことがあるという
長崎県の高校でラグビーをやっていたという方は
「あそこめっちゃ硬かった!痛くてたまらん!」
と、言っていた
グローバルアリーナで高校生の試合が始まった頃に
ラグビー部元キャプテンに後輩のプレイぶりはどうよ?と聞くと
「いいなあ・・こんな芝生の上でラグビー出来て・・・」
と、あさってのコメント付きで感慨深げだった
彼もその硬さを実感しつつの三年間だったのだろうか


高校時代、とくに目立ちもしなかったわたしは
担任の先生とことさらに言葉を交わすこともなかったが
たまに当番の用事などで理科教官室にいくと
時間帯によってはコーヒーのいい香りが立ち込めていた
噂ではその先生、相当のコーヒー好きで自分で淹れているとのことだった

とあるとき、週番日誌にとくに書くこともなく
(時折、その日の出来事を気の利いた短く面白い文章にする人もいた)
「先生ののんでいらっしゃるコーヒーは何ですか?
 モカ?キリマン?」
などと書いて提出しておいたら
次の日に
「よく知ってるね
 わたしのはマンデリンです」
と、コメントが返ってきた

なんだか見知らぬ大人だった先生に一歩近づけたような気がして嬉しかった


当時、コーヒー豆を各種取り揃えているようなところはやはり街だけで
天神などに母と出掛けたときに「コーヒー舎のだ」で買ってもらっていた記憶がある
それからしばらくしての外出で「今日はマンデリン!」と言っていた自分が
今となっては、微笑ましくもちょっぴり可愛らしくも感じられる

もうその先生もいらっしゃらない
でも・・・マンデリンの香りとともに・・きっと忘れない